MetaQuest App

防災VRアプリ開発ノート

MetaQuest3S × Unity × OpenXRで防災訓練を再現するための試行錯誤とベストプラクティスをまとめています。

概要を見る 詳細タイムライン

開発概要

Goal

MetaQuest上での防災体験

煙の視覚化、避難ルート誘導、アナウンス演出を組み合わせた訓練環境を提供することが目的。

Stack

Unity + OpenXR

外部パッケージに依存せず、標準のOpenXR Interaction Toolkitと自作レンダラーを組み合わせて構築。

開発タイムライン

2024年11月初旬

OpenXR環境のセットアップ 完了

MetaQuest3S向けにOpenXRパッケージを導入し、サンプルアプリのサイドロード・起動までを確認。

2024年11月中旬

煙エフェクトの再現 互換性課題

旧VFXパッケージ(ZibbraEffect等)がOpenXRプロジェクトで動作せず、標準環境のみで構築する必要が発生。

2024年12月

nanoVDB読み込み 実装中

C++プラグインとC#スクリプトを連携させ、複数フレームをシーケンシャルに描画。Quest上でのメモリ管理を最適化。

2025年1月

UX整備 進行

ヘッドセット内で見やすいUI指標、避難ルートハイライト、操作ガイドを追加しユーザーテストを実施。

技術メモ

対応済み

  • OpenXR向けビルド設定テンプレート化
  • nanoVDBアニメーションのC#ラッパー実装
  • QuestでのGPU/CPUプロファイル取得フロー確立

残タスク

  • 避難経路のナビゲーションメッシュ最適化
  • UI音声ガイダンスの多言語化
  • 校舎モデルとの統合シーンの軽量化

参照リンク

Docs

OpenXR Interaction Toolkit

コントローラーマッピングとハンドトラッキングの設定手順をチーム内Wikiに集約。

Toolchain

サイドロード手順

Meta Quest Developer Hubとadbを併用し、ビルドからヘッドセットへの転送までを自動化。

Testing

ユーザーテストシナリオ

火災想定、煙充満、避難誘導など複数のシナリオを5分以内に体験できる構成で検証中。